経緯:○○様

=保険診療報酬過剰算定分及び不要診断分の明細取消・返金依頼= 

患者番号:○○
患者名:○○
診療日:令和7年5月20日
担当医:○○

診療日に明細について算定意味をお聞きしましたが、その意味を○○厚生局に度々出入りしている○○が5月21日に○○厚生局を訪問し確認をして参りました。その結果、次の通りとなりました。

【1】医学管理等 歯科疾患管理料(初診月)
規約----
B000-4 歯科疾患管理料

1回目の歯科疾患管理料は、歯科疾患の管理が必要な患者に対し、当該患者又はその家族等(以下この部において「患者等」という。)の同意を得て管理計画を作成し、その内容について説明を行った場合に算定する。

通知
1回目の歯科疾患管理料は、患者等の同意を得た上で管理計画を作成し、その内容について説明した場合に算定する。
--------
⇒歯科疾患管理料(初回)は、『管理計画を作成することについて』患者の「同意を得て」作成した場合に算定できる項目です。管理計画を作成してよいか聞かれてませんし、同意もしておりません。当たり前のように月1回何も言わずに算定することが常態化されていますが誤っております。本来は「管理計画を作成させてもらっていいですか?」と聞く必要のあるものです。過去に他院でも同じ算定があり、厚生局に報告後、明細取消・返金になっております。

【2】医学管理等 文(歯管文書提供加算)(初回)
規約----
B000-4 歯科疾患管理料

9 注1の規定による管理計画に基づき、患者等に対し、歯科疾患の管理に係る内容を文書により提供した場合は、文書提供加算として、10点を所定点数に加算する。

通知
(13) 「注1」の規定による管理計画に基づき、当該患者等に対し、その内容を文書により提供した場合は「注9」の文書提供加算を算定する。その場合においては、患者等に提供した文書の写しを診療録に添付し、その文書の内容以外に療養上必要な管理事項がある場合は、その要点を診療録に記載する。ただし、患者等に提供する文書の様式は、初回は「別紙様式1」又はこれに準じた様式とし、2回目以降は、「別紙様式2」又はこれに準じた様式とする。
--------
⇒受付時の問診票は、受付問診票であってそれは『「別紙様式1」に準じた様式の文書提供』にはならないことを確認済。また、加算項目の通り、別紙様式1に準じた様式の「紙」を患者に渡していないと算定できないものであり、そういったものは受け取っていないため算定できません。

【3】X線(パ電)
以前、5月14日に次の事項を確認にお伺いし、院長様から手書きのご回答をいただきました。
----
以下、保険治療をする場合、
1)ハイブリッドレジンのCAD/CAM冠はできますか?
2)根管治療でファイバーコアは使われていますか?
3)大きなメタルコアを外しての再RCTはされていますか?
4)他院からの転院になりますのでダイコムファイルのCTデータとレントゲン画像をUSBまたはCDで持参しますが、初回はパノラマレントゲン撮影は必須になりますか。
5)根管充填ガッタパーチャの方式は?側方・垂直・シングルポイントどれですか?
6)ラバーダム防湿はされていますか?
7)もし、CTを撮影した場合は、コピーを無償でファイル形式及びビューアー付きでいただくことはできますか?自宅でよく見て、治療をお願いするために使用します。
8)会計時に明細書は発行できますか?
9)マイクロスコープを保有されているようですが、保険治療での活用はおありなのでしょうか?
----
この中で、4)の質問の回答で「必須ではない」という意味の回答をいただいておりました。そのため、USBでレントゲンとCTデータを持参してお渡ししました。パノラマも他院で直接USBに入れてもらった大きく表示できるものがあり、「USBに入っています」と言うも、なぜか必須のように撮影されました。診察が終わると結局、持参したパノラマも同じものが写っていて、それで十分会話ができる内容でした。儲けのためにあえて撮影したとしか思えません。診察の終わり時に、私が自分のタブレットに入っている他院で撮影したパノラマを見せて「これでいけましたやん!?」と言うと、その通りという感じで「すみません」と答えられてましたし。パノラマは初めて見た時は、1枚で全部が写るため価値があると感じましたが、中身をよく知っていくと、死角となって写らない箇所がデンタル以上にあるため個人的には好きではありません。パノラマだけを見て判断すると手遅れや誤診になります。コストが発生するため、とりあえずコピーはもらいましたが、CTを持っているためなくてもいいものです。今のレントゲンはデジタルなため、昔と違ってフィルムや薬剤代がいるものではないため、データを削除していただき、X線(パ電)の算定も取消・返金をお願いします。なくても持参したもので診断できたのに儲けのために撮影されているので不満です。いただいたコピーも不要なので削除しますので。

少なくとも、こういう申し出があった人に対しては取消・返金の対応はすべきだと思います。
規約遵守ができていないのと、事前に確認したことと違っている訳ですから。3つの事項についてご対応をお願いします。

今後、歯科医院にどうしてもらいたいですか?:該当明細の取消・返金をしてください。

規約の部分については、規約と現場(医院の方針)にギャップがあるのは解りますが、当然規約の方が上であり、それは守るべきものです。他院でも「うちではこの方法でやってるから」と堂々と答えられるとこもありますが、規約を守らずうちではは通用しません。上でも書きましたが、少なくとも患者から申し出がった時は正すべきです。○○厚生局に過剰算定に当たることについて報告済です。

【1】・【2】について正しく確認したい時は、○○厚生局指導監査課第2課の○○様に電話してください。
確認ポイントは、次のようなものになると思います。
・管理計画を作成することについて患者の同意がいるのか。
・様式1の紙を患者に渡していないと算定できないのか。

現在の歯科医院への思いをお聞かせください。:3つの事項の返金をしてください。

診察時の話を聞いていると、随所に口腔外科としてインプラントで儲けたいという雰囲気が出ている。私は上部が接着しないインプラントは反対なので絶対しませんが、3つの事項の返金がなければ、保険治療でも儲けるために過剰算定をしていることと、ホームページでいい言葉を並べてはいるけど、実際はインプラントで儲けたい歯科医院だということを口コミに書かざるを得ない。その治療方法、自分の歯なら本当にそうしますか? それを考えて診察時は説明してほしい。
今、私は、上顎洞炎の治療のために、耳鼻科CTの撮影や場合によっては治療もしないといけないため、歯科医院の過剰な儲けのために金を分け与えることはできません。不要だった歯科パノラマのお金を耳鼻科CTに回さないといけませんので至急の返金対応をお願いします。
診察後、規約を守られていないことと、事前の話と違うことでかなり期待外れでガッカリしました。

対応するというご連絡をお待ちしています。

該当歯科医院からの折り返しの連絡: 希望する

当社からの該当歯科医院への連絡 : する

(文章的におかしなところもありますが、原文のまま引用しています。)  

\ 最新情報をチェック /